History - SUMMIT AUDIO について

1979年、SUMMIT AUDIOの創始者であるマイケル・パップは当初レコードとのプレス工場とカセットのダビング施設を経営していましたが、レコーディングスタジオから中古のオーディオ機器を買い取り、販売するビジネスを立ち上げました。その後、中古の真空管機器に対する需要が大きかった事、またそれらの古い製品を維持、メンテナンスするには多大なコストがかかる事から、マイケルは古いクラッシックな機材のディテールと、新しくモダンなパーツの仕様、信頼性とを組み合わせた新しい真空管機器の生産を試みることにしました。

SUMMIT AUDIO社の一番最初の製品であるTLA-100は、マイケル・パップとCrane Songの創設者であるディビッド・ヒル氏により生み出されました。ヴィンテージ機材と同様のコントロール特性を兼ね備えながらも、独自の回路とレべリング、コンプレッション方法を併せ持つ設計となりました。クラッシックな機能と、最先端の手法、技術を組み合わせると言う事は、全てのSUMMIT AUDIO製品のデザインの基礎となっています。TLA-100は現在においても業界一のロングセラーを誇るアウトボード機材です。発売当時に購入された個体は間違いなく、今のほうが価値があるでしょう。

今日まで培ったユーザーとの強い信頼関係により、SUMMIT AUDIOはハイエンド・オーディオ機器メーカーとしての地位を確立し、業界標準となったDCL-200デュアルコンプレッサー/リミッターや、2チャンネルマイク/楽器プリアンプのTPA-200B、パッシブ仕様のステレオ真空管イコライザーEQP-200B、そして新製品でチャンネルストリップの決定版、Everestといったエキサイティングなラインナップを取り揃えるに至っています。

SUMMIT AUDIOは30年に渡って、世界中のユーザーにその価値、ビジョン、長く使用出来る信頼できる製品を提供しようとしてきました。良き人々との強い信頼と共にSUMMIT AUDIOの長い旅は始まり、またそれは今もなお活動の原動力となっているのです。SUMMIT AUDIOはこれからも信頼のおける製品を造り続けることでしょう。